2012-06-19 第180回国会 参議院 財政金融委員会 第10号
○国務大臣(松下忠洋君) 本件においては信託銀行は投資判断を行う立場になく、またAIJにより基準価額等が改ざんされたために信託銀行等によるチェック機能が妨げられたということが報告されています。実効性ある再発防止策を関係省庁等と連携しつつ早急に検討していかにゃいけないというふうに考えております。
○国務大臣(松下忠洋君) 本件においては信託銀行は投資判断を行う立場になく、またAIJにより基準価額等が改ざんされたために信託銀行等によるチェック機能が妨げられたということが報告されています。実効性ある再発防止策を関係省庁等と連携しつつ早急に検討していかにゃいけないというふうに考えております。
先ほど指摘いたしました最初の二年間ということもありましたけれども、その当時から、この関東財務局の文書によりますと、この基準価額等が実態とは異なり虚偽であること、又は虚偽である可能性が高いことを認識しながら、何ら有効な検証を行うことなくその販売を行いという事実認定がされているわけですけれども。
少なくとも、この転売について相対の取引を仲介されたりしているわけですけれども、改ざんされた基準価額等、そういったNAVですとかを基に転売の相手方を探してくる、あるいは見付けてくるということ自体、これは、虚偽の情報を提示してそういったものを買わせるという意味で、欺罔行為に当たると考えますけれども、そういう認識はお持ちだったんでしょうか。
証券取引等監視委員会の検査によりますと、遅くとも平成十五年九月ごろ以降、アイティーエム証券が販売する外国投資信託受益証券について、AIJから提供される基準価額等が虚偽であること、または虚偽である可能性が高いことを認識しながら、その販売を行い、顧客に対して運用収益等の報告を行っていた状況が認められるとされていますけれども、これは事実ですか。
○海江田委員長 今のこの証言は、証券取引委員会が、今私が読み上げました、AIJから提供される基準価額等が虚偽であること、または虚偽である可能性が高いことを認識をしていなかったということですか。